表紙>長野総合車両センター【全車引退】

2022.08.14 修正


小淵沢駅に停車中の下り列車(旧長野色)

 

2014年3月にスカ色へ塗り替えられたC1(拡大可)
甚六桜とC1編成(2014.4.26撮影)


信越山線の名所、黒姫山を背景に走るN4編成(2014.5.6撮影)

■概要

現在のJR東日本長野支社の115系は、1977年に旧型国電置換え用として1000番代冷房準備車(湘南色)5両(McM'MMTc)・3両(McM'Tc)の48両が、当時の松本運転所(現、松本車両センター)に導入されたのが始まりである。その後、1978年3月に23両、同5月に20両と追加投入され、松本所の80系を駆逐した。(急行「天竜」運用を神領区80系から引き継いでいる。)
更に1979年12月に31両を加えた122両で、長野地区の新性能車化を達成している。この頃の運用範囲は、甲府〜塩尻〜中津川、 塩尻〜篠ノ井、高崎〜篠ノ井〜直江津であり、現在とほぼ同じだった。
なお、大糸線への投入は、1981年の松本運転所北松本支所への3連12本の配置が初となる。(1985年に北松本支所は本所へ統合。)

1983年から、フリークエントサービスの充実に伴う短編成化でM→Mc改造が行われるようになり、3両編成に統一された。 この過程で不足するTcには、0番代から改造された600番代(Tc614〜619)が充てられた。(これらを含む3連7本は1986年11月に神領へ転出し、そのままJR東海へ承継されている。)
民営化を前にした1986年11月に信越線運用が分離されることになり、松本所の3連26本が長野第一運転区(現、長野総合車両センター)へ転属、長野所への初配置となる。

民営化後の1988年3月には、大糸線輸送力適正化に伴う単編成化(先頭化改造)でMcMc'の2両編成が登場した他、湘南色から旧長野色への変更 (1989年4月〜)、現行の長野色への再変更(1992年7月〜)、冷房化改造(1992〜1993年度)といった小変化はあったものの、配置規模はほとんど変わっていない。

大きな転機は1997年10月1日の北陸新幹線長野開業で、信越本線軽井沢〜篠ノ井を継承することになった「しなの鉄道」へ115系3連11本を譲渡することになった。当時の長野総合車両所(現、長野総合車両センター)所属編成は、高崎駅構内へのATS-P導入を踏まえて同機器を搭載していた。これはしなの鉄道に不要な装備であることから、Pを搭載していない松本所の編成を長野所とトレードした上で、譲渡することになった。(しなの鉄道以外にも、新前橋電車区へ3連1本が転属している→高崎車セT1030)
これに続く1998年12月改正から、E127系100番代2連12本が松本所に投入された。これにより松本所169系が定期運用を離脱、115系も大糸線運用の一部が置き換えられた。 余剰となって長野所へ転属した115系は長野所169系を置き換え、長野所115系は中央西線(〜中津川)や飯田線(〜飯田)への乗り入れをするようになった。
一連の動きでは譲渡を以外に廃車は出ていない。延命措置として1999年度からリニューアル工事が開始された。(最終的に3連18本と2連4本に施工。)

2000年12月2日、中央東線甲府以東のローカル運用の半数が八王子支社(豊田電車区)から松本所に移管され、豊田区から松本所へ3連12本、6連貫通8本が転属してB31〜B42とB1〜B8を名乗った。一方で松本所から長野地区ローカル用(中央東線甲府以西と大糸線など)2連8本(O1〜O8)・3連15本(R1〜R15)の全てが長野所へ転属している。
なお、松本へ転入したB編成は、程なくして小山電車区へのE231系導入で捻出された6両貫通編成14本(C1〜C14)により置換えられている。 (B5編成は豊田へ転属し波動用M40となった他、3連9本が伊豆急行へ譲渡されている。詳細はこちらを参照
2007年3月18日、松本車セC編成も長野総車セへ集約されることになり、長野総車セの営業用115系は、2連7本+3連28本+6連14本の一大勢力となった。(この間、2連N55編成が廃車、3連N15が訓練車化)

このように、運用移管や配置変更があったものの、中央東線からしなの鉄道まで含めた長野地区115系は、新性能化された頃そのままの勢力を維持してきたと言っても良いだろう。だが、首都圏の新系列車両による車両置き換えが進んだことにより、玉突きによる減勢が始まる。
まず2・3連N編成については、2013年3月16日改正に房総地区から転用された211系3連8本が営業運転を開始、入れ替わりに115系2連7本(N51〜N54,N56〜N58)全車がしなの鉄道へ譲渡された。 続く2014年3月15日改正では新前橋からの転用も含む211系3連12本が追加投入、115系3連13本が置き換えられた。 この結果、飯田線(〜飯田)、中央西線(〜中津川)への他社乗り入れ運用がなくなった他、3連は2014年度末の北陸新幹線金沢開業に伴う長野〜直江津の経営分離に備え、長野地区と松本地区の運用が分けられている。 ただし、これらの置き換え分は全て廃車とはならず、一部は新潟へ転属している。
211系3連の転用改造は2014年3月改正で予定された20本に達した後も続けられ、N301〜327,331〜339の36本体制となった。 元々長野所115系は3連27本が配置されていたことから、単純計算して+9本となる。長野〜直江津を引き継ぐしなの鉄道へは、115系3連5本を譲渡する予定であり、この分を加味すると+14本に相当する。一部の推測どおり、2014年12月5日から豊田車セ115系3連12本分の運用が長野総車セ211系で置き換えられた。
こうして2年間の移行期間が過ぎ、2015年3月14日改正で115系3連の定期運行が全て終了、しなの鉄道への譲渡分3連5本以外は順次廃車となっている。

6連C編成については、E233系投入で余剰となった211系田町区10連N1〜6,21〜26,31,32の14本からサハ・サロを抜いて6連化した編成に、ドアの半自動化など寒冷地対策を施す転用改造が実施された。 2014年6月1日からN601がC編成運用に入り、入れ替わりにC2 が廃車回送された。以後、改造を終了した編成から順次運用入りしている。
2015年11月22日の団体臨時列車をもって、6連、3連共に全ての営業運転を終了した

■近年の動き

2015.11.22、中央東線(青柳〜岡谷)開業110周年記念イベントの団体臨時列車を最後に全ての営業運転を終了
2015.03.14、115系3連の定期運用終了、5本がしなの鉄道へ譲渡。
2014.12.05、115系豊田車運用を211系長野車で置き換え開始。
2014.03.15、211系3連12本が追加投入され、115系は順次廃車。
2013.03.16、211系3連8本が営業運転開始、2連7本をしなの鉄道へ譲渡、3連1本が新潟へ転属。
2009.03.18、信濃大町以北の115系による定期運用が廃止。
2007.03.18、松本所属車が長野へ転属。115系の集約配置化。
2004.04.01、長野総合車両所から長野総合車両センターへ改称
2000.12.02、中央東線ローカル運用が八王子支社から移管される(豊田から転入)

■配置車両

定期用:
6連14本→運行終了
 →6連13本とMM'1ユニットは廃車
 →4連1本は新潟へ転属C3)→新潟L99
3連27本→2015.3.14定期運用終了
 →3連 7本は新潟へ転属N3,N6,N9,N11,N14,N25,N27)→新潟N34,N35,N40,N36,N37,N38,N33)
 →3連 5本はしなの鉄道へ譲渡N1,N7,N13,N12,N21)→しな鉄S16,S13,S15,S12,S14)
 →3連15本は廃車N2,N4,N5,N8,N10,N16,N22,N23,N24,N26,N28〜N33
2連7本(N51〜54,56〜58)
 →全車2013.3.16しなの鉄道へ譲渡→しな鉄S22,S23,S26,S27,S21,S24,S25
訓練用:3連1本(N152019.10.15廃車

【参考】
211系 →詳細は「JR東日本の211系」を参照。
 6連14本(N601〜N614)
 3連36本(N301〜N327、N331〜N339)

E127系 →詳細は「東日本エリアの新系列車両」を参照。
 2連12本(A1〜A12)

■運用範囲

6連:立川〜松本、松本〜長野
3連(緑編成)甲府〜長野〜柿崎、松本〜信濃大町、しなの鉄道(〜軽井沢)
 →2014.3.15改正で飯田線(〜飯田)、中央西線(〜中津川)への乗り入れが無くなった。
 →2015.3.14改正で定期運用終了。
3連:(ピンク編成)甲府〜長野〜柿崎、松本〜信濃大町
2連:富士見〜長野、松本〜信濃大町

■凡例

◆全車シングルアームパンタ(狭小トンネル対応型のPS35A)へ換装(2001〜2003年度)、ATS-P・Psの搭載、EB装置取り付け(2008〜2010年度)が完了。
 C編成は、首都圏の列車無線デジタル化に伴いデジタル無線搭載工事を実施。
◆車番・赤文字は車両更新工事施行車
◆車番・緑背景は東日本共通仕様のリニューアル車
◆文中のOYは大井工場、OMは大宮工場、NNは長野工場、TZは土崎工場、ATは秋田総合車両センター(旧:土崎工場)を示す
◆車両番号後ろの「a」「b」「c」は信号炎管の形状(下の写真参照)

a=細長いタイプ b=細い埋込タイプ c=二段式で太いタイプ

■3両編成【2015.3.14改正で定期運用終了→廃車・譲渡・転属】

長野地区への配置は松本所に始まり、国鉄末期に信越線系統分を長野に移管したことで2箇所への配置となった。以後、細かい増減はありながらもその体制が続いたが、2000年12月に集約化された。そのため、N編成は長野所N編成と2000年に転属した松本所R編成の合同部隊となる。
JR東海乗り入れに必要なATS-SN'(速度照査機能付)の有無で2グループに分けて運用され、編成番号札の色もSN'車は緑色、SN車はピンク色で判別できる。加えて、N1〜16は方向幕が入れ替えられ、しなの鉄道乗り入れ対応となっている。なお、2006〜2008年にSN'と同じ機能を持つATS-Psが搭載されたため、性能上の区分は無くなった。

1000番代(その改造車1500番代)で統一された陣容で、異彩を放っていたのがロングシート化改造車(現N29編成)である。1987年に試験的に改造されたもので、座席中央1人分のモケットを橙色にし、床敷物を赤・黄色の2色とされた。結局他車には普及せず、運用も特に区別されないまま使用されていたが、2002年12月にリニューアル工事を受け、この際に他と同様のセミクロスに戻されている。

編成 画像 Mc M' Tc 備考
N1

大宮工場でのリニューアル車(拡大可)

1072 1170 1215 1978年度第3次債務車として日立製作所にて製造(1980.3.4落成)、新製配置は松本。

1990.03.05NN 初代長野色
1993.02.10NN 冷房化改造・新長野色
1997.10.16転属(松本→長野)※しなの鉄道移管に伴う差替え
1999.03.29OM 全社リニューアル工事(車椅子スペース無し・PS23A)
2002.03.29NN PS35A化
2014.10.01NN ワンマン改造
2015.3.12 廃車(しなの鉄道S16へ)

N2

廃車

1084 1190 1229 1980年度第1次債務車として、McM'は日立製作所(1981.7.22落成)、Tcは近畿車輛にて製造(1981.7.21落成)、新製配置はいずれも北松本。McM'は1000番代におけるラストナンバーである。

1985.03.14転属(北松本→松本)※基地統合
1989.08.25NN 初代長野色
1992.08.12NN 冷房化改造・新長野色
1997.10.17転属(松本→長野)※しなの鉄道移管に伴う差替え
2004.04.02NN PS35A化
2015.4.13 解体線へ移動(2015.4.2 廃車)

N3 転属
(新潟N34)
1008 1013 1008 【元松本R1】
1976年度第2次債務車として川崎重工にて製造(1978.1.19落成)、新製配置は松本。
松本時代からMcにATS-Pを搭載している。

1986.11.01転属(松本→長野)
1992.03.26NN 初代長野色
1993.05.14NN 冷房化改造
1995.05.11NN 新長野色
1997.04.15転属(長野→松本)※しなの鉄道移管に伴う差替え
2000.12.02転属(松本→長野)※長野地区ローカル車の集約化
2001.5.30NN 全社リニューアル工事(PS35A化)
→N6と新潟へ回送
2014.4.23 新潟へ転属(新潟N34へ)

N4 直江津駅で折り返し待ちをするN4(拡大可) 1077 1183 1225 1980年度第1次債務車として川崎重工にて製造(1981.6.19落成)、新製配置は北松本。

1985.03.14転属(北松本→松本)※基地統合
1986.11.01転属(松本→長野)
1991.05.22NN 初代長野色
1992.03.14転属(長野→松本)
1993.06.29NN 冷房化改造
1994.05.31NN 新長野色
1997.10.20転属(松本→長野)※しなの鉄道移管に伴う差替え
2003.03.31NN PS35A化
2015.9.25 廃車

N5 直江津駅停車中のN5(拡大可) 1071 1168 1214 1978年度第3次債務車として日立製作所にて製造(1980.3.4落成)、新製配置は松本。

1989.12.29NN 初代長野色
1992.11.25NN 冷房化改造・新長野色
1997.10.21転属(松本→長野)※しなの鉄道移管に伴う差替え
2002.02.01NN 全社リニューアル工事(PS35A化)

2015.3.16 解体線へ移動(2015.4.2 廃車)

N6 転属
(新潟N35)
1068 1164 1211 1978年度第3次債務車として近畿車輛にて製造(1980.2.21落成)、新製配置は松本。

1989.09.20NN 初代長野色
1992.10.06NN 冷房化改造・新長野色
1997.10.23転属(松本→長野)※しなの鉄道移管に伴う差替え
2001.11.29NN 全社リニューアル工事(PS35A化)
2014.4.23 新潟へ転属(新潟N35へ)

N7 譲渡
(しな鉄S13)
1070 1167 1213 1978年度第3次債務車として近畿車輛にて製造(1980.2.21落成)、新製配置は松本。

1986.11.01転属(松本→長野)
1990.07.07NN 初代長野色
1992.03.14転属(長野→松本)
1993.06.16NN 冷房化改造・新長野色
1997.10.26転属(松本→長野)※しなの鉄道移管に伴う差替え
1999.07.02NN 全社リニューアル工事(PS23A)
2004.04.27NN PS35A化
2014.11.29NN ワンマン改造
2015.03.12 廃車(しなの鉄道S13へ)

N8 廃車 1078 1184 1226 1980年度第1次債務車として川崎重工にて製造(1981.7.14落成)、新製配置は北松本。

1985.03.14転属(北松本→松本)※基地統合
1992.01.23NN 初代長野色
1993.06.03NN 冷房化改造
1995.02.20NN 新長野色
1997.10.30転属(松本→長野)※しなの鉄道移管に伴う差替え
2004.04.26NN PS35A化
2014.3.31 廃車回送(2014.4.2 廃車)

N9

湘南色に戻されたN9(拡大可)

1079 1185 1227 湘南色
1980年度第1次債務車として川崎重工にて製造(1981.7.14落成)、新製配置は北松本。

1985.03,14転属(北松本→松本)※基地統合
1986.11.01転属(松本→長野)
1991.12.28NN 初代長野色
1992.03.14転属(長野→松本)
1993.07.12NN 冷房化改造
1995.01.26NN 新長野色
1997.11.08転属(松本→長野)※しなの鉄道移管に伴う差替え
2003.08.12NN PS35A化
2014.03.31NN 湘南色
2015.12.17 新潟へ転属(新潟N40へ)

N10 直江津駅に到着したN10(拡大可) 1038 1051 1039 1977年度第1次債務車として日本車両で製造(1978.5.30落成)、新製配置は松本。
全車搭載前からMcにATS-Pを搭載している。

1988.03.13転属(松本→長野)
1990.09.08NN 初代長野色
1993.08.04NN 冷房化改造
1993.11.15NN 新長野色
1997.10.21転属(長野→松本)※しなの鉄道移管に伴う差替え
1998.12.08転属(松本→長野)※E127系投入に伴う長野所169系置換え用
2002.05.26NN PS35A化
2015.4.13 解体線へ移動(2015.4.2 廃車)

N11 長坂の大カーブを進むN11(拡大可) 1522 1169 1232 MM'は1978年度第3次債務車として日立製作所で製造(1980.3.4落成)、新製配置は松本。
Tcは1980年度第1次債務車として日立製作所で製造(1981.7.22落成)、新製配置は北松本。
全車搭載前からMcにATS-Pを搭載している。

1984.01.19NN 先頭化改造(Mc1522←M1098)
1984.01.24転属(北松本→松本)Tc1232 ※基地統合
1986.11.01転属(松本→長野)
1989.11.02NN 初代長野色
1992.10.27NN 冷房化改造・新長野色
1997.10.16転属(長野→松本)※しなの鉄道移管に伴う差替え
1998.12.08転属(松本→長野)※E127系投入に伴う長野所169系置換え用
2002.03.30NN 全社リニューアル工事(PS35A化)
→2014.5.13 N14と新潟へ回送
2014.5.14 新潟へ転属(新潟N36へ)

N12 三才駅でキハ110と交換するN12(拡大可) 1036 1047 1037 1977年度第1次債務車として日本車両で製造(1978.5.19落成)、新製配置は松本。
全車搭載前からMcにATS-Pを搭載している。

1986.11.01転属(松本→長野)
1990.07.31NN 初代長野色
1993.07.29NN 冷房化改造・新長野色
1997.10.18転属(長野→松本)※しなの鉄道移管に伴う差替え
1998.12.08転属(松本→長野)※E127系投入に伴う長野所169系置換え用
1999.10.08NN 全社リニューアル工事(PS23A)
2004.05.13NN PS35A化
2014.08.18NN ワンマン改造
2015.1.2 廃車(しなの鉄道S12へ)

N13 譲渡
(しな鉄S15)
1015 1020 1014 1977年度本予算車として東急車輛で製造(1978.2.23落成)、新製配置は新前橋。
首都圏で使用されていたため、 全車搭載前からMcにATS-Pを搭載している。転属してきた時期の関係で、塗装は湘南色から直接新長野色へ変更された。

1983.09.21OY 冷房化改造
1990.11.16転属(新前橋→上沼垂)
1991.03.14転属(上沼垂→新前橋)
1991.09.19転属(新前橋→長野)
1993.03.25NN 新長野色
1997.10.20転属(長野→松本)※しなの鉄道移管に伴う差替え
1998.12.08転属(松本→長野)※E127系投入に伴う長野所169系置換え用
1999.03.31NN 全社リニューアル工事(車椅子スペース無し・PS23A)
2002.02.20NN PS35A化
2015.02.19NN ワンマン改造
2015.3.12 廃車(しなの鉄道S15へ)

N14 転属
(新潟N37)
1006 1011 1006 1976年度第2次債務車として川崎重工で製造(1978.1.19落成)、新製配置は松本。
全車搭載前からMcにATS-Pを搭載している。

1986.11.01転属(松本→長野)
1991.10.23NN 初代長野色
1993.02.25NN 冷房化改造
1994.12.12NN 新長野色
1997.11.18転属(長野→松本)※しなの鉄道移管に伴う差替え
1998.12.08転属(松本→長野)※E127系投入に伴う長野所169系置換え用
2000.12.15NN 全社リニューアル工事(PS35A化)
→2014.5.13 N11と新潟へ回送
2014.5.14 新潟へ転属(新潟N37へ)

N15 訓練車へ改造 1074 1180 1222 1980年度第2次債務車として東急車輛で製造(1981.7.3落成)、新製配置は北松本。

1985.03.14転属(北松本→松本)※基地統合
1991.12.17NN 初代長野色
1993.07.30NN 冷房化改造
1994.12.16NN 新長野色
1997.10.18転属(松本→長野)※しなの鉄道移管に伴う差替え
2002.10.30NN PS35A化
2007.01.19NN 訓練車化2019.10.15廃車

N16 廃車 1563 1137 1091 【元松本R15】
1978年度第1次債務車として日本車両で製造(1979.7.24落成)、新製配置は新前橋。
松本時代からMc、Tc両端にATS-Pを搭載している。転属してきた時期の関係で、塗装は湘南色から直接新長野色へ変更された。

1989.09.22転属(新前橋→小山)
1991.09.21転属(小山→長野)Tc1091
1992.01.10NN 先頭化改造(Mc1563←M1073)・転属(小山→長野)Mc1563+M'1137
1994.06.09NN 新長野色
1997.10.26転属(長野→松本)※しなの鉄道移管に伴う差替え
2000.07.31NN 全社リニューアル工事(PS35A化)
2000.12.02転属(松本→長野)※長野地区ローカル車の集約化
2015.3.16 解体線へ移動(2015.4.2 廃車)

N21 譲渡
(しな鉄S14)
1010 1015 1010 【元松本R2】
1976年度第2次債務車として川崎重工で製造(1978.1.25落成)、新製配置は松本。
SN'搭載車。松本時代からMcにATS-Pを搭載している。

1986.11.01転属(松本→長野)
1991.07.29NN 初代長野色
1993.01.18NN 冷房化改造
1994.11.02NN 新長野色
1997.04.16転属(長野→松本)※しなの鉄道移管に伴う差替え
1999.02.12NN 全社リニューアル工事(車椅子スペース無し・PS23)
2000.12.02転属(松本→長野)※長野地区ローカル車の集約化
2003.01.15NN PS35A化
2014.06.24NN ワンマン改造
2015.1.2 廃車(しなの鉄道S14へ)

N22 廃車 1081 1187 1228 【元松本R3】
1980年度第1次債務車としてMcM'は近畿車輛(1981.7.21落成)、Tcは川崎重工で製造(1981.7.14落成)、新製配置はいずれも北松本。
松本時代からMcにATS-Pを搭載している。

1986.03.14転属(北松本→松本)※基地統合
1986.11.01転属(松本→長野)
1989.04.27NN 初代長野色
1992.05.16NN 冷房化改造
1995.05.29NN 新長野色
1997.04.28転属(長野→松本)※しなの鉄道移管に伴う差替え
2000.12.02転属(松本→長野)※長野地区ローカル車の集約化
2004.03.04NN PS35A化
2014.3.24 廃車回送(2014.4.2 廃車)

N23 上諏訪駅停車中(拡大可) 1564 1209 1249 【元松本R4】
1981年度第3次債務車として東急車輛で製造(1982.11.12落成)、新製配置は新前橋。1000番代の最終グループの新製冷房車。松本時代からMc、Tc両端にATS-Pを搭載している。転属してきた時期の関係で、塗装は湘南色から直接新長野色へ変更された。

1989.03.11転属(新前橋→小山)
1992.02.13NN 先頭化改造(Mc1564←M1125)・方転改造(Tc1249←Tc1158)・転属
1993.02.19NN 新長野色
1997.04.16転属(長野→松本)※しなの鉄道移管に伴う差替え
2000.12.02転属(松本→長野)※長野地区ローカル車の集約化
2002.01.21NN PS35A化
2014.3.13 廃車回送(2014.4.2 廃車)

N24 二本木駅から坂道を下るN24(拡大可) 1021 1029 1020 【元松本R5】
1977年度本予算車として日本車両で製造(1978.3.22落成)、新製配置は松本。
SN'搭載車。松本時代からMcにATS-Pを搭載している。
2015年3月13日、信越山線の最終列車(長野発豊野行き)に充当された。

1986.11.01転属(松本→長野)
1990.06.09NN 初代長野色
1993.07.02NN 冷房化改造・新長野色
1997.10.23転属(長野→松本)※しなの鉄道移管に伴う差替え
1999.09.22NN 全社リニューアル工事(PS23A)
2000.12.02転属(松本→長野)※長野地区ローカル車の集約化
2002.12.25NN PS35A化
2015.3.30 解体線へ移動(2015.4.2 廃車)

N25 転属
(新潟N38)
1001 1001 1001 【元松本R6】
1976年度第2次債務車として日本車両で製造(1977.12.25落成)、新製配置は松本の1000番代のトップナンバー。 幸運にもリニューアル改造され、現在は新潟へ転属している。松本時代からMcにATS-Pを搭載している。

1986.11.01転属(松本→長野)
1991.11.12NN 初代長野色
1993.03.16NN 冷房化改造
1994.12.29NN 新長野色
1997.04.12転属(長野→松本)※しなの鉄道移管に伴う差替え
2000.11.22NN 全社リニューアル工事(PS35A化)
2000.12.02転属(松本→長野)※長野地区ローカル車の集約化
→2014.06.17 新潟へ回送
2014.06.18 新潟へ転属(新潟N38へ)

N26 廃車 1007 1012 1007 【元松本R7】
1976年度第2次債務車として川崎重工で製造(1978.1.19落成)、新製配置は松本。
松本時代からMcにATS-Pを搭載している。

1986.11.01転属(松本→長野)
1991.12.04NN 初代長野色
1993.03.31NN 冷房化改造
1995.02.09NN 新長野色
1997.04.29転属(長野→松本)※しなの鉄道移管に伴う差替え
2000.12.02転属(松本→長野)※長野地区ローカル車の集約化
2001.02.15NN 全社リニューアル工事(PS35A化)
2014.03.24 廃車回送(2014.4.2 廃車)

N27 転属
(新潟N33)
1083 1189 1230 【元松本R8】
1980年度第1次債務車としてMcM'は日立製作所(1981.7.22落成)、Tcは近畿車輛で製造(1981.7.21)、いずれも新製配置は北松本。Mcとしては1000番代のラストナンバーになる。松本時代からMcにATS-Pを搭載している。

1984.01.27転属(北松本→松本)Tc1230
1985.03.14転属(北松本→松本)Mc1083+M'1189 ※基地統合
1986.11.01転属(松本→長野)
1989.07.24NN 初代長野色
1992.07.09NN 冷房化改造
1995.08.10NN 新長野色
1997.05.02転属(長野→松本)※しなの鉄道移管に伴う差替え
2000.12.02転属(松本→長野)※長野地区ローカル車の集約化
2003.11.26NN PS35A化
2013.3.27 新潟へ転属(新潟N33へ) ※事故廃車となったE127系の代替

N28 廃車 1003 1005 1003 【元松本R9】
1976年度第2次債務車として日本車両で製造(1978.1.11落成)、新製配置は松本。1000番代の最初期グループになる。松本時代からMcにATS-Pを搭載している。

1986.11.01転属(松本→長野)
1991.04.25NN 初代長野色
1992.12.24NN 冷房化改造
1994.07.12NN 新長野色
1997.04.19転属(長野→松本)※しなの鉄道移管に伴う差替え
2000.10.12NN 全社リニューアル工事(PS35A化)
2000.12.02転属(松本→長野)※長野地区ローカル車の集約化
2014.3.29 廃車回送(2014.4.2 廃車)

N29 最終日に妙高高原で発車を待つ(拡大可) 1019 1025 1018 【元松本R10】
1977年度本予算車として日本車両で製造(1978.3.3落成)、新製配置は松本。
松本時代からMcにATS-Pを搭載している。1987年3月、ロングシートに改造されたが、冬期の暖房効果に問題があるため、リニューアル時にセミクロスに戻されている。

1986.02.15転属(松本→長野)
1987.03.24NN ロングシート化
1990.03.30NN 初代長野色
1993.05.14NN 冷房化改造・新長野色
1997.10.30転属(長野→松本)※しなの鉄道移管に伴う差替え
2000.12.02転属(松本→長野)※長野地区ローカル車の集約化
2002.12.10NN 全社リニューアル工事(PS35A化)
2015.3.30 解体線へ移動(2015.4.2 廃車)

N30 廃車 1562 1002 1248 【元松本R11】
MM'は1976年度第2次債務車として日本車両で製造(1978.12.15落成)、新製配置は松本。MM'ユニットとしてはトップナンバーとなる。 
Tc1248は1979年度第2次債務車として東急車輛で製造(1980.9.26落成、新製配置は新前橋)されたTc1143からの方転改造車だが、ジャンパの栓納めの痕跡が通常と逆の1位側にある変形車。新製冷房車。
松本時代からMc、Tc両端にATS-Pを搭載している。転属してきた時期の関係で、塗装は湘南色から直接新長野色へ変更された。

1985.03.08転属(松本→新前橋)M1001+M'1002
1985.11.11OY 冷房化改造 M1001+MI1002
1989.09.22転属(新前橋→小山)M1001+M'1002
1990.03.10転属(新前橋→小山)Tc1143
1991.12.05NN 先頭化改造(Mc1562←M1001)・方転改造(Tc1248←Tc1143)・転属(小山→長野)
1993.06.08NN 新長野色
1997.10.17転属(長野→松本)※しなの鉄道移管に伴う差替え
2000.12.02転属(松本→長野)※長野地区ローカル車の集約化
2003.01.24NN PS35A化
2014.3.31 廃車回送(2014.4.2 廃車)

N31 廃車 1565 1210 1242 【元松本R12】
1981年度第3次債務車として東急車輛で製造(1982.11.12落成)、新製配置は新前橋。1000番代最終グループで新製冷房車。
長野車は原則撤去されているサボ受けが、M'1210+Tc1242に残る。松本時代からMc、Tc両端にATS-Pを搭載している。転属してきた時期の関係で、塗装は湘南色から直接新長野色へ変更された。

1989.03.11転属(新前橋→小山)
1992.03.03NN 先頭化改造(Mc1565←M1126)
1993.04.14NN 新長野色
1997.05.06転属(長野→松本)※しなの鉄道移管に伴う差替え
2000.12.02転属(松本→長野)※長野地区ローカル車の集約化
2003.11.25NN PS35A化
2014.3.13 廃車回送(2014.4.2 廃車)

N32 黒姫駅で交換待ちをするN32(拡大可) 1009 1014 1009 【元松本R13】
1976年度第2次債務車として川崎重工で製造(1978.1.19落成)、新製配置は松本。
松本時代からMcにATS-Pを搭載している。

1986.11.01転属(松本→長野)
1989.05.18NN 初代長野色
1992.06.04NN 冷房化改造
1995.06.15NN 新長野色
1997.04.23転属(長野→松本)※しなの鉄道移管に伴う差替え
2000.12.02転属(松本→長野)※長野地区ローカル車の集約化
2001.07.30NN 全社リニューアル工事(PS35A化)
2015.3.25 解体線へ移動(2015.4.2 廃車)

N33 新線に切り替わった脇野田駅付近を行くN33(拡大可) 1521 1165 1231 【元松本R14】
MM'は1978年度第3次債務車として近畿車輛で製造(1980.2.21落成)、新製配置は松本。
Tcは1980年度第1次債務車として日立製作所で製造(1981.7.22落成)、新製配置は北松本。
松本時代からMcにATS-Pを搭載している。

1984.01.26転属(北松本→松本)Tc1231
1986.11.01転属(松本→長野)
1983.12.15NN 先頭化改造(Mc1521←M1097)
1989.08.24NN 初代長野色
1992.09.17NN 新長野色
1992.09.19NN 冷房化改造
1997.05.03転属(長野→松本)※しなの鉄道移管に伴う差替え
2000.12.02転属(松本→長野)※長野地区ローカル車の集約化
2001.09.29NN 全社リニューアル工事(PS35A化)
2015.3.25 解体線へ移動(2015.4.2 廃車)

■6両編成【廃車・転属】

全車両が2000.12.2改正のE231系投入によって松本へ転入してきた、上野口用車両(配置は小山電車区と新前橋電車区)。同改正では豊田から松本へ運用と車両の移管が行われているが、これに伴い転属していたスカ色3連12本(B31〜B42)、6連8本(B1〜B8)はこの転入車(C編成)によって一年少々で置き換えられた。
その後、2007.3.18改正で115系が長野へ集約配置されることになり、C編成も長野へ移管されているが、実質的には松本を基点に運用されている。
2014.6.1
から211系6連が順次投入されており2015年中には引退する可能性が高い。

全車共通の事項として、松本への転属にあたり、新長野色への変更と狭小トンネル対応型のPS35Aシングルアームパンタへの換装を施工。なお、C1〜C3はスカートが黒のまま出場したので、遠くからでも識別できた (C1の参考画像。C4以降は灰色で出場。のちに灰色に統一)。C編成の列車番号表示器はC4,6,7,Tc1512,1224以外LED化されている。一部編成はリニューアル工事も施工。

  画像 Tc M M' M M' Tc 備考
C1

スカ色に塗り替えられたC1(拡大可)

1123a 1065 1128 1066 1129 1084a 元小山7連Y1128+Y1129【列番表示LED】スカ色
6両とも
1977年度第2次債務車として近畿車輛で製造(落成はTc1123のみ1978.8.11、他は1978.8.31)、新製配置は小山。

2000.10.24OM 新長野色
2014.03.25NN スカ色
2015.11.25 廃車

C2

2013年4月14日鳥沢〜猿橋にて撮影(拡大可)

1125a 1068 1131 1069 1132 1086a 元小山7連Y1131+1132【列番表示LED】
C1と同じく、6両とも1977年度第2次債務車として近畿車輛で製造(1978.9.21落成)、新製配置は小山。

2001.01.09OM 新長野色
2014.6.6 運用離脱(2014.6.10 廃車)

C3

高尾駅で185系と並ぶC3(拡大可)

1102a 1023 1081 1121 1205 1077a 元小山7連Y1081+Y1205【列番表示LED】
Tc1102+M1023M'1081
は1977年第2次債務車として東急車輛で製造(1978.9.26落成)、新製配置は新前橋。
M1121M'1205は1981年第1次債務車として川崎重工で製造(1982.6.28落成)、新製配置は岡山。
Tc1077は1977年第2次債務車として川崎重工で製造(1978.9.9落成)、新製配置は新前橋。

2001.02.13OM 新長野色
2015.3.15 新潟ヘ転属(新潟L99へ)

C4

2013年11月2日上野原にて撮影(拡大可)

1110a 1038 1099 1024 1082 1058a 元小山7連Y1099+Y1082
東京方のTc1110+M1038M'1099の3両は、1977年度第2次債務車として日本車両で製造(1978.10.26落成)、新製配置は岡山。
長野方のM1024M'1082はTc1058の3両は、1977年度第2次債務車として東急車輛で製造(1978.9.26落成)、新製配置は新前橋。

2001.03.16OM 新長野色
2014.8.18 運用離脱(2014.
8.20 廃車)

C5

甲斐大和で待避中のC5(拡大可)

443b 417 443 394 420 496 元小山7連Y443+Y420【列番表示LED】
Tc443+M417M'443+Tc496
は1976年第2次債務車として日立製作所で製造(1977.12.6落成)、新製配置は小山。
M394M'420は1976年第2次債務車として川崎重工で製造(1977.8.25落成)、新製配置は新前橋。

2001.9.25OM 全社リニューアル工事・新長野色
→2014.8.31 廃車

C6

甲府駅で発車待ちのC6(拡大可)

365b 340 366 359 385 436 元小山4連Y366(Tc366+M340+M'366)+同4連Y385(M359+M'385+Tc436)】
Tc365は1974年度第1次債務車として、M340M'366は1975年度第1次債務車として日本車両で製造(1976.9.29落成)。
M359M'385は1975年第1次債務車として川崎重工で製造(1976.9.7落成)。
Tc436は1975年度第1次債務車として川崎重工で製造(1976.8.30落成)。
6両全て新製配置は小山。

2001.10.11TZ 全社リニューアル工事・新長野色
2014.11.20
廃車

C7

色づき始めた森を背後に行くC7(拡大可)

1116a 1052 1115 1036 1097 1221a 元小山7連Y1115+Y1097+Tc1221のみ同4連Y384
Tc1116+M1052M'1115は1977年度第2次債務車として川崎重工で製造(1978.9.9落成)、新製配置は新前橋。
M1036M'1097は1977年度第2次債務車として日本車両で製造(1978.10.26落成)、新製配置は岡山。
Tc1221は1980年度第1次債務車として東急車輛で製造(1981.7.3落成)、新製配置は大糸線用車両が配置されていた北松本。

2001.11.08OM 全社リニューアル工事・新長野色
2014.10.31 運用離脱(11.06 廃車)

C8

上野原駅停車中のC8(拡大可)

1512a 1011 1042 1076 1140 1005b 元小山4連Y1042(Tc1512+M1011+M'1042)+同7連Y1140側(M1076+M'1140+Tc1005)】【列番表示Tc1005のみLED】

Tc1512は、1978年第3次債務車として東急車輛で製造(1980.3.5落成)、新製配置は三鷹のT1027からの先頭化改造車。
M1011M'1042は1977年度本予算車として川崎重工で製造(1978.3.6落成)、新製配置は新前橋。
M1076M'1140は1978年第1次債務車として川崎重工で製造(1979.8.22落成)、新製配置は新前橋。
Tc1005は1976年第2次債務車として川崎重工で製造(1977.12.12落成)、新製配置は松本。

1992.01.10OM 先頭化改造(T1027→Tc1512)
2002.01.24OM 全社リニューアル工事・新長野色
2014.11.19 運用離脱(2014.11.30 廃車)

C9

上野原駅に進入するC9(拡大可)

387b 361 387 362 388 440 元小山7連Y387+Y388【列番表示LED】

6両とも1975年第1次債務車として川崎重工で製造(1976.9.7落成)、新製配置は小山。

2002.03.04TZ 全社リニューアル工事・新長野色
2014.12.7 廃車

C10

2013年3月31日勝沼駅にて撮影(拡大可)

1115a 1050 1113 1051 1114 1076a 元小山7連Y1113+Y1114【列番表示LED】
6両とも1977年度第2次債務車として川崎重工で製造(1978.9.9落成)、新製配置は新前橋。

2002.03.04OM 全社リニューアル工事・新長野色
2015.1.31 廃車

C11

甲斐大和駅で待避中のC11(拡大可)

1136a 1074 1138 1077 1141 1095a 【元新前橋4連T1138(Tc1136+M1074+M'1138)+同4連T1141(M1077+M'1141+Tc1095)】【列番表示LED】
6両とも
1978年第1次債務車として製造され、新製配置は新前橋。
Tc1136は川崎重工(1979.9.6落成)、M1074M'1138は日本車両(1979.7.24落成)、M1077M'1141+Tc1095は川崎重工(1979.8.22落成)で製造された。

2002.05.14TZ 全社リニューアル工事・新長野色
2015.1.6 廃車

C12

上野原を発車したC12(拡大可)

1104a 1028 1089 1104 1176 1065 元小山7連Y1089+Y1176+Tc1065のみ新前橋4連T1092】【列番表示LED】

Tc1104+M1028M'1089は1977年度第2次債務車として日本車両で製造(1978.8.21落成)、新製配置は新前橋。
M1104M'1176は1979年第1次債務車として東急車輛で製造(1980.9.26落成)、新製配置は新前橋。
Tc1065は1977年度第2次債務車として日本車両で製造(1978.8.26落成)、新製配置は小山。Tc1065の便所使用知らせ灯がピクトグラム式となっている上、長野所では唯一転落防止幌が取り付けられている。

2002.09.26OM 新長野色
2015.3.30 解体線へ移動(2015.4.2 廃車)

C13

甲州第5踏切を通過するC13(拡大可)

1127a 1071 1134 398 424 1224a 元小山7連Y1134側+同4連Y424(M398+M'424+Tc1224)】【列番表示Tc1127のみLED】
Tc1127+M1071M'1134
は1977年度第2次債務車として近畿車輛で製造(1979.1.18落成)、新製配置は岡山。側扉のHゴムがネジ式のアルミ製枠に交換されている。
M398M'424は1976年度第2次債務車として川崎重工で製造(1977.9.12落成)、新製配置は小山。
Tc1224は1980年度第1次債務車として川崎重工で製造(1981.6.19落成)、新製配置は北松本。

2002.11.02OM 新長野色
2015.4.21 解体線へ移動(2015.4.20 廃車)

C14

上野原駅に到着するC14(拡大可)

1106a 1031 1092 1075 1139 1093a 【元新前橋4連T1092(Tc1106+M1031+M'1092)+4連T1139(M1075+M'1139+Tc1093)】列番表示LED】

Tc1106+M1031M'1092は1977年度第2次債務車として日本車両で製造(1978.8.26落成)、新製配置は小山。
M1075M'1139+Tc1093は1978年度第1次債務車として日本車両で製造(1979.9.28落成)、新製配置は新前橋。Tc1093の戸袋窓のみ灰色Hゴムが残る。

2002.12.24OM 新長野色
2015.9.15 廃車(Tc1106は長野県内で保存)

■訓練車

  画像 Mc M' Tc 備考
N00 廃車 1 M'z1 611 長野所の初代訓練車で1991.3.28にNNにて改造。
McM'ユニットは0、800番台のトップナンバー。Tc611もTのトップナンバーからの先頭化改造車。全車湘南色で非冷房だった。

2002.4.20 廃車

- 廃車 326 362 392 2002年から使用された、長野所の2代目訓練車。M'の車号は事業用に変更されていない。
McM'は豊田から松本へ転属してきたB8編成から、Tcは小山の余剰車からの転用。塗装はスカ色であった。

2007.1.10 廃車

N15

松車セ留置中の訓練車(拡大可)

1074 1180 1222 湘南色
営業用のN15を訓練車に改造した長野所3代目になる訓練車。
改造項目は新長野色から湘南色への変更と「訓練車」の白帯追加、乗務員室後部仕切の一部撤去、訓練用防護無線・車両用信号炎管の追加、一部座席への机の設置、家庭用コンセントの配線など。
普段は長野総合車両センターに隣接する、支社訓練センターに留置されている。

1985.03.14転属(北松本→松本)
1991.12.17NN 初代長野色
1993.07.30NN 冷房化改造
1994.12.16NN 新長野色
1997.10.18転属(松本→長野)
2002.10.30NN PS35A化
2007.01.19NN 訓練車化・湘南色化

2019.10.15廃車

■2両編成【譲渡】

松本所属時代にはO編成と呼ばれたグループ。
2000〜2003年度にWC設置工事が行われているが、これはクモハ114の車端部に設置されており、反対側は車椅子スペースになっている。 この部分の側窓・戸袋窓は埋められ、戸袋窓は鉄板をボルト留めした特徴的な側面となっている。
トイレが設置されず、リニューアル工事も受けなかったN55が2007年に廃車となり、7本に。最後は2013.3.16に7本ともしなの鉄道へ譲渡(正式な譲渡は6.1)された。(その後の状況については「しなの鉄道」の項を参照。)

編成 画像 Mc Mc' 備考
N51

譲渡
(しな鉄S22)

1528 1508 【元松本O1】
1977年度第1次債務車として日本車両で5連の中間ユニット(M1013+M'1050)用に製造(1978.5.19落成)、新製配置は松本。
短編成化の流れに伴いM1013が先頭化改造、後にM'1050も先頭化されて2両編成となった。湘南色から直接新長野色へ変更されたグループ。

1984.11.09NN 先頭化改造(Mc1528←M1013)
1987.11.27NN 先頭化改造(Mc'1508←M'1050)
1992.09.10NN 冷房化改造
1993.12.29NN 新長野色
2000.02.01NN 全社リニューアル工事(PS23)・トイレ設置
2000.12.02転属(松本→長野)※長野地区ローカル車の集約化
2002.03.28NN PS35A化
2012.09.29NN ワンマン改造
2013.06.01廃車(しなの鉄道S22へ)

N52 譲渡
(しな鉄S23)
1037 1509 【元松本O2】
1977年度第1次債務車として日本車両で製造(1978.5.19落成)、新製配置は松本。
短編成化に伴いM'1049が先頭化改造されている。湘南色から直接新長野色へ変更されたグループ。

1987.12.16NN 先頭化改造(Mc'1509←M'1049)
1992.12.18NN 冷房化改造
1994.03.22NN 新長野色
2000.03.04NN 全社リニューアル工事(PS23)
2000.12.02転属(松本→長野)※長野地区ローカル車の集約化
2002.02.08NN PS35A化・トイレ設置
2012.10.25NN ワンマン改造
2013.06.01廃車(しなの鉄道S23へ)

N53 譲渡
(しな鉄S26)
1076 1512 【元松本O4】
1980年度第1次債務車として川崎重工で製造(1981.6.19落成)、新製配置は北松本。
短編成化に伴いM'1182が先頭化改造されている。そのMc'1512には長野車では通常撤去されているサボ受けが残っている。2連のクモハ114はクモハ115の幕故障を考慮したのかもしれないが、リニューアル工事を受けた編成は撤去されており、結果としてN53、N54、N58にしか残っていない。

1988.02.17NN 先頭化改造(Mc'1512←M'1182) 
1991.04.22NN 初代長野色
1992.10.28NN 冷房化改造
1994.05.18NN 新長野色
2000.12.02転属(松本→長野)※長野地区ローカル車の集約化
2001.03.11NN トイレ設置
2002.10.16NN PS35A化
2012.11.22NN ワンマン改造
2013.06.01廃車(しなの鉄道S26へ)

N54 譲渡
(しな鉄S27)
1040 1514 【元松本O5】
1977年度第1次債務車として日本車両で製造(1978.5.30落成)、新製配置は松本。
M'1054が先頭化改造されており、そのMc'1514にはサボ受けが残る。

1988.03.27NN 先頭化改造(Mc'1514←M'1054) 
1990.06.23NN 初代長野色
1993.02.26NN 冷房化改造
1994.08.10NN 新長野色
2000.12.02転属(松本→長野)※長野地区ローカル車の集約化
2002.10.16NN トイレ設置
2002.12.17NN PS35A化
2012.12.20NN ワンマン改造
2013.06.01廃車(しなの鉄道S27へ)

N55 廃車 1073 1513  【元松本O6】
1980年度第1次債務車として東急車輛で製造(1981.7.3落成)、新製配置は北松本。
M'1179が先頭化改造された。PS35A化、トイレ設置、リニューアル工事も行われないまま、比較的新しい車両であるが廃車となっている。

1988.03.22NN 先頭化改造(Mc'1513←M'1179)
1990.03.10転属(松本→北長野)
1991.08.09NN 初代長野色
1992.03.14転属(長野→松本)
1993.03.10NN 冷房化改造
1994.09.26NN 新長野色
2000.12.02転属(松本→長野)※長野地区ローカル車の集約化
2007.01.10廃車

N56 譲渡
(しな鉄S21)
1011 1507 【元松本O7】
1976年度第2次債務車として川崎重工で製造(1978.1.25落成)、新製配置は松本。
M'1016が先頭化改造されている。

1987.11.17NN 先頭化改造(Mc'1507←M'1016)
1990.03.10転属(松本→北長野)
1990.12.10NN 初代長野色
1992.08.07NN 冷房化改造
1994.02.07NN 新長野色
1998.12.08転属(長野→松本)
2000.03.28NN 全社リニューアル工事(PS23)・トイレ設置
2000.12.02転属(松本→長野)※長野地区ローカル車の集約化
2002.03.20NN PS35A化
2013.01.23NN ワンマン改造
2013.06.01廃車(しなの鉄道S21へ)

N57 譲渡
(しな鉄S24)
1005 1510 【元松本O8】
1976年度第2次債務車として川崎重工で製造(1977.12.22落成)、新製配置は松本。
M'1009が先頭化改造されている。

1988.01.12NN 先頭化改造(Mc'1510←M'1009)
1990.03.10転属(松本→北長野)
1991.02.14NN 初代長野色
1992.11.17NN 冷房化改造
1994.05.09NN 新長野色
1998.12.08転属(長野→松本)
2000.06.23NN 全社リニューアル工事・PS35A化・トイレ設置
2000.12.02転属(松本→長野)※長野地区ローカル車の集約化
2013.02.20NN ワンマン改造
2013.06.01廃車(しなの鉄道S24へ)

N58 譲渡
(しな鉄S25)
1075 1511 【元松本O3】
1980年度第1次債務車として川崎重工で製造(1981.6.19落成)、新製配置は北松本。
M'1181が先頭化改造されており、そのMc'1511にはサボ受けが残る。湘南色から直接新長野色へ変更されたグループ。

1988.01.28NN 先頭化改造(Mc'1511←M'1181)
1992.10.03NN 冷房化改造
1994.04.19NN 新長野色
2000.12.02転属(松本→長野)※長野地区ローカル車の集約化
2002.03.25NN PS35A化
2003.09.19NN トイレ設置
2013.03.30NN ワンマン改造
2013.06.01廃車(しなの鉄道S25)

→211系については「JR東日本の211系」を参照してください。

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